スティーブ・ジョブズから教えてもらった「自分の強み」の見つけ方

コネクティング・ザ・ドット
(Connectig the Dots)

Apple創業者スティーブ・ジョブズ氏
のスタンフォード大学での講演を
ご覧になったことはありますか?

「名講演」として有名で、
YouTubeでも複数の配信元を合わせると、
300万回以上再生されている伝説的な講演です。

スティーブ・ジョブズ氏
スタンフォード大学での講演動画

コネクティング・ザ・ドット
(Connectig the Dots)

これは、その講演の中で、
スティーブ・ジョブズが
はじめに語る教訓です。

翻訳すると、
「点と点を結ぶ」
となります。

それがどうして、強みと関係があるのか。

今回は、スティーブ・ジョブズから教えてもらった
自分の強みの見つけ方というテーマで、
書いてみたいと思います。

そのためにまず、スティーブ・ジョブズの
言葉を引用して、彼の歴史を変えた選択をご紹介します。

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歴史を変えたスティーブ・ジョブズの選択
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自分の興味と直感に従って動き回っているうちに
出会ったものの多くが、後から見れば、
この上なく価値があるものだったのです。
(スティーブ・ジョブズ)

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ジョブズは、大学をドロップアウトしました。
とても恐ろしい思いをしたけど、
人生で最良の決断のひとつだったと言っています。

ドロップアウトすることを決めてから、
彼は、つまらない必修科目を受けるのはやめて、
自分の好きな科目だけに出るようになります。

そのうちの一つが、
「カリグラフィー」の授業でした。
カリグラフィーとは、
文字を美しく見せるための技法のことです。

学んでいるその時は、
これが何の役に立つのか、
全くわかりませんでした。

しかし、最初のマッキントッシュ・コンピューター
つまりMacを設計しているときに、
カリグラフィーの知識が_蘇り、活かされます。

その結果、Macはもちろん、
Windowsにも入っている
膨大な数の文字のフォントが生まれました。

つまり、もしスティーブ・ジョブズが、
大学をドロップアウトしなかったら・・・、
カリグラフィーの授業を受けなかったら・・・、
パソコンが現在のような素晴らしいフォント
を備えることはなかったかもしれないのです。
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大学にいた当時、そんな先々のことまで考えて、
点と点をつなげてみるようなことはできませんでした。
しかし、10年後から振り返ってみると、
非常にはっきりと見えるわけです。(スティーブ・ジョブズ)

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人生の「点」の中に、「強み」が隠されている
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これまでの自分の人生を振り返り、
体験や出会いという「点」をつなげると、
自分の強みが見えてきます。

スティーブ・ジョブズの場合は、
大学をドロップアウトする、
カリグラフィーを学ぶという経験から、
Apple、Macの「強み」である
あの美しい、複数のフォントが生まれたのです。

私の場合は、独立を決断するときに、
人生の点と点をつなぎ合わせました。

私は、大学を卒業してから、
2社のコンサルティング会社に勤めました。
1社目は、中小企業を中心に、
企業理念づくり、リーダー教育を得意とする会社。
次の会社は、上場企業など大手企業を中心に、
行動に徹底的してフォーカスを当てる
マネジメント、仕組みを導入する会社でした。

そのため、普通にいけば、
コンサルティングの仕事をするのが、
妥当な選択だと思いました。

しかし、もう少し注意深く、
私の人生の「点」を見つめてみました。

すると、その2社の社長がともに、
ベストセラー作家であるという
「点」が見つかったのです。

私は、その点と点を結んでみました。

そのとき、「コンテンツ」という
強みが見えてきたのです。

自分はコンサルタントとしても活動してきたけど、
本を何十冊も出版するベストセラー作家のメンターと共に、
セミナーやコンサルティングプログラムづくり、
出版企画・マーケティングなど、コンテンツビジネスに、
ずっと取り組んできたことに気づきました。

ネットで情報商材を販売するということではなく、
書籍になるレベルのコンテンツを扱う道を
選んできていたんだ、ということに。

その強みに気づくと同時に・・・、

独立して間もなく、
私が尊敬していたベストセラー作家の方々と
テキスト制作、プロモーションに取り組み、
プロジェクト(事業)を立ち上げる機会に恵まれました。

また、その経験、つまり「点」が、
コンテンツビジネスプロデューサーという
今の活動へとつながっています。

スティーブ・ジョブズが語るように、
これまでの人生を振り返ってみてください。
あなたの「点」を見つけてください。
そして、その「点」をつないでみてください。

そこには、あなただけにしかない
「強み」が、必ずあります。