道ばたの花が持つ、やさしさとつよさ。

手がかじかむような、ある寒い日の夜、
家へと帰る道を急いでいるとき、

ふと、

道端の花が目に入った。

何百回と通った道のはずなのに、
はじめて気がついた。

そして、寒くって早く帰りたいのに、
気持ちと反して、じっと目を離せなかった。

そのときは、なぜだかわからないけど、
ただただ無心に見ていたような気がする。

なにを考えていたのか、
どんなことを感じていたのか、
あんまり憶えてはいない。

素朴な美しさ。

道端にひっそりと咲く花は、
ディスプレイなどに飾られた花にはない、
素朴な美しさを持っている。

誰かに見てもらおうと主張もせずに、
ただただそこで咲いている。

そんな花のもつ、ちから強い美しさがある。

べつにその花は、ぼくにこんなこと、
書いてほしいなんて思っていないだろうけど、
ぼくの心につよく残っている。

ホテルや花屋さんに飾られた、
どんな花よりも、ずっと。

こんなことを書いていたら、ふと、
あれは汗が出るような熱い夏の日の夜に、
江戸川沿いの土手を散歩してるときに見た
ひまわりを写真に収めていたのを思い出した。

携帯の写真アルバムをくまなく探した。

あった。

2013年7月28日22:45。

この日も今回と同じような感覚に
とらわれ写真に収めたんだと思う。

本当のやさしさとつよさ。

優雅に、可愛く飾られた花よりも、
道端に咲く花のほうがステキだと、
比べたいわけではない。

ただぼくは、

「こんなところにステキな花があるよ」
「見てよ、見てよ、綺麗じゃない?」

と、言いたいんだと気がついた。

これは、人間でもまったく同じだ。

マーケティングやブランディングなんて、
なんにも知らないけれども、
一生懸命に生きている人がいる。

自分がやっていることを、
ただただ真摯にやっている人がいる。

誰かのことを思って、
純粋に与えようとしている人がいる。

そんな人たちのことを知らせたいんだな、ぼくは。

「ねーねー、こんな人がいるんだよ」

と。

いま、ある人が想いのすべてを込めて、
作っているものを紹介するネット上の
ページを作っている最中だ。

その途中経過のページを見た瞬間に、
道端の花を見たときと同じような
あったかい気持ちで心と体が包まれた。

マーケティングやブランディングを超えた、
ほんとうの優しさや強さがある。

それが肌の感覚でわかった。

「ねーねー、こんな人がいるんだよ」

そんなふうにご紹介できるのがたのしみだ。

今日もブログに来てくださり、
ありがとうございました。

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