プロデュースとは、捨てること。

ひとは、たくさんの想いを抱えています。

誰かの役に立ちたいと思っている人。
何かを発信していきたいと思っている人。
苦しかったり、困った経験がある人。

そんな人たちは特に、

「こんな風にしていきたい」
「あんなことをしてあげたい」

数え切れないほどの想いが、胸のなかにあります。

とても素晴らしいことです。
それは、思いやりであり、信念でもあるからです。

ただ、一つだけ注意しておきたいことがあります。

想いを整理する。

想いはある。
でも、想いが整理されていない。

そんな人が多いのも事実です。
とても、もったいない。

整理されていない想いは、
他者に伝わりにくいものです。

自分の中では、想いも情熱もあると感じていても、
まわりからは、漠然としているように感じてしまいます。

自分では、100あるつもりでも、
相手には、30や50とかしか伝わっていない
ということも、かなりの確率で起こりうるのです。

捨てて、捨てて、捨てる。

最近は、電子書籍の編集を数多く担当しています。

書籍は、想いが詰まった代表選手のようなものです。

だからこそ、想いを絞り込む必要があります。
特に、タイトル。

まずは、想い(内容)をどんどん広げます。
そして、深堀りしていきます。

ここまでで、原稿になります。

そこから、徹底的に捨てて、捨てて、捨てます。

書籍に込められた「想い」を絞り込んで、
「タイトル」という書籍の顔をつくります。

たくさんの想いを、
一言にまとめるのです。

あなたの想いも、整理しましょう。

書籍に関わらず、すべてに通じます。

たくさんの想いを整理して、絞り込んだとき、
本当に強い想いが明確になります。

それは人の心をつかんで離さない
強烈なメッセージにもなります。

あなたも、想いを整理してみて、
「これだ!」というメッセージを
見つけてみてください。

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