おしゃれな街の代名詞とも言える中目黒に、こんなレトロな建物があったたんだ…。驚きながら、山手通りから1、2本奥の路地に佇む建物へと入ると、どこが受付なのかがわからない。どこに行けばいいのかわからない。1分にも満たない短い時間だったろうが、戸惑いから頭が真っ白になってしまった。
この建物とは、とあるタクシー会社の事務所。なぜそんなところに用があったのかというと、携帯電話をタクシーに忘れたからなんです。えぇ。打ち合わせから自宅へ戻るタクシーのなかで、Skypeによるオンライン会議が容赦なくスタート。バタバタとしているあいだに、つい忘れていたようだ。
じつはここ2週間くらいで2度、携帯の置き忘れが発生している。(ただじぶんが、忘れただけなんだけれどもね)ちなみにもう1回は、幻冬舎の会議室の椅子の上に置き忘れるという失態を犯した。いま(良くも悪くも)日本一話題の編集者である箕輪厚介さんとのラジオ番組収録時に忘れてしまったのだ。
第1回目の番組が公開されたので、サラリと告知を。
第1回 「時代遅れの著者」と「これから伸びる著者」
(無料で視聴できる番組ですので、ぜひフォローしておいてくださいね)
話を戻そう。携帯を忘れた2回とも、一瞬は焦った。焦ったのは焦ったけど、ホッとしているじぶんがいることにも気がついた。なくなったらなくなったでもいいかなぁとか、なしのままでもいいかなぁとか、そんな気持ちがあることに驚いた。(むしろ、そっちの方がしっくりくる気さえしたから怖い…)
携帯を短期間に2度も忘れたことを踏まえて、こう結論づけてみた。
ぼくは、携帯を失くしたがっている。
別の例についても考えてみたいと思う。過去に、何度やっても失敗する仕事があった。ずっと後になって、やりたくない&得意でもない仕事だったから、無意識(心の本音?)が失敗へ失敗へと誘導していたんだなと納得するという経験があった。
ということでぼくは、携帯を失くしたがっているのかもしれないと思ってみることにした。もちろん、いますぐに携帯を持たないなんて選択肢は考えられない。だけれども、携帯を持っていることによって「嫌だなぁ」と感じている点を挙げてみて、それを減らすことからはじめてみよう。そう心に決めた。
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と、この文章を書き終えてコーヒーを飲んでいたら、隣にいた奥さんが声をかけてきました。「あなた、この携帯にピロンピロン表示されるのウザくないの? 消してあげよっか」返事の声が1オクターブは上がっていたと思われるが、「えっ!? ちょうどいま、その機能を消さないとみたいな文章を書いてたんだよ! ウソでしょ!?」
この世は、不思議に満ちているもんですな。
さてさて、本文でもご紹介しましたが、箕輪厚介さんとのラジオ番組がスタートしました。まだまだ1回目ですが、箕輪さん、飛ばしまくっています。
◉ 出版3.0時代の「未来の作家のカタチ」(noteラジオ番組)
ちなみにぼくは、その他にもいろんな音声・動画番組のプロデュースやナビゲーターをつとめています。人の話を聴くことが好きなんだなぁとしみじみ感じている、今日この頃です。たとえば、累計45万ベストセラー作家の江上治さんのこんな番組のナビゲートもしています。ぜひ、ピンときたら聴いてみてくださいね。
◉ 江上治の「年収1億円人生計画」(Podcast番組)
【たとえば、こんなこと話してます】
・第23回 仕事が楽しくない人はどうしたらいいのか?
・第21回 お金持ちしか知らない「資産運用の極意」
・第19回 MBAでは教えてくれない「戦略」の真実 etc…