地方創生の現場で思ったこと

こんにちは。イサです。
 
 
先週末、とあるご縁で、
地方創生プロジェクトの一環としての
 
起業家支援のセミナーに
同行させてもらいました。
 
その中で、
 
ビジネスモデルを考えてみよう!

というワークがあったので、
一緒に参加して考えてみたところ、

出来上がってみて、別にこれ、
この街でなくても良いな・・・と思いました。
(案自体も大したものではないですが、笑)
 
 
 
 
よく言えば、
 
他の場所でも使えて、とりあえず
人を集められるかもしれない案、
 
 
と言えるかもしれませんが、
悪く言えば、
 
 
地域の魅力そのものを上げて、
恒常的に人口が増えていくような、
 
そんな、町を魅力あふれた場所に
していけるような案ではなかったのです。
  

どんな情報があればよかったのか?

 
もともとその案を思いついたのは、
その日の午前の地域の視察の最中に、
担当の方がおっしゃっていた、
 
たくさん余っている
バブル時代に建てられた
保養所を有効活用したい、
 
という言葉から案を得たもの
だったのですが、
 
その情報を生かそう、というところから
思いついたものだったので、
 
そうした「場所」さえあれば、
別にこの市町村でなくても
良い案だったのです。
 
 
 
では、
 
その市町村ならではの方法で、
実行していくことで、
 
地域の魅力そのものが上がって、
思わず人が集まってきてしまう、
 
そんな、
 
魅力あふれた場所に
していけるような案が思いつくには、
 
どんな情報を得ていればよかったのだろう?
と思いました。
 
 
 
そこで、
 
午前の視察を
思い出してみました。
 
 

作動していないだけ。

 
 
その市町村では人口減少に対して
とても強い危機感を持っていて、

なんとか移住者を増やそうと、
この数年、専門の課を新設して、
ものすごく頑張っていました。

担当の方が街の特徴を挙げた時は

・道の駅も2つある
・水も綺麗で、産地とうたえる特産物がある
・病院や幼稚園も充実
・スポーツイベントも自転車やマラソンも開催
・企業の工場だけでなく、保養所も誘致
・土地の分譲も初めて行ったが公募当日即日完売させた
・情報発信にSNSを使用し始めた

などなど、
その数と成果の豊富さに、

「もう何かする必要ないんじゃないか?」
と思わされるほどでした。
 
 
 
 
ですが、一通りを見返してみて
ふと思ったのは

本当に色々なことをしているのですが、
「この街をこうしたい!」という

「ビジョン」

はなんだろう??ということでした。
どのポイントを見ても、コレ!

というものが見当たらなかったのです。
 
 
 
もし、

町長や担当の方に
ビジョンがないのであれば、

この土地はそもそもどんな歴史を持っているのか
どんな思いで今に至っているのか、

そんなことを聞くことができれば、
もしかして、この土地ならではのプロジェクトが

思いつくかもしれない、
と思ったので実際に質問してみたのですが、
 
 
「バブル時代に企業を誘致し、
 新しい建物ができて潤って、
 そうした歴史などを省みる機会がなかった」

と、担当の方はなんだか
申し訳なさそうにおっしゃっていました。
 
 
 
このお話を聞いた時、今、
この街がなかなか
地域の再生がうまくできていない、

と担当の方が感じている原因の一つは、
もしかしたら、

この街にその能力がないとか
良いアイディアがあればうまくいく、

とかそんな問題ではなく、
この街をこんな風にしていきたい!という
 
  
「ビジョンが必要である」
という概念が
 
 
「作動していない」
 
 
だけなのではないか、
と思わされずにいられませんでした。

とはいえ、その方はとても
素晴らしい方だったので、

いずれ色々な施策が高じて
良い結果に繋がるのではないか、
と思います。
 
 
 
 
ですが、

改めて見てみると
個人であっても、街の単位であっても、

「自分はどうしたいのか」という、
最高の未来を描く作業、
 
 
 「ビジョンをもつ」
 
 
というものは重要なんだな~
と再認識させられたのでした。

ということで、

ビジョンを描きつつ
自分らしい生き方を加速させる

オンラインサロン、
リニューアルオープンしてます、笑
  
  
 

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