なぜ、あのお店は話題になり取材が殺到するのか?

時代の流れに逆行しながら、
おもしろいビジネスを展開している
とあるお店の記事が興味深かったです。

CDの売り上げが低迷し、「音楽パッケージビジネス」の不況が叫ばれる昨今、通好みの音楽ファンから熱い注目を集め、数々のメディアから取材が殺到している珍しいショップがあります。それが2015年8月、東京・中目黒の住宅地にオープンした、カセットテープの専門店「waltz(ワルツ)」です。オーナーの角田太郎さんは、CD・レコードショップのバイヤーなどを経て、世界最大のECサイト「Amazon.com」日本法人立ち上げ時に入社。約14年間、アマゾンジャパン(以下、Amazon)のトップビジネスマンとして数々の新規事業を成功に導いてきた人物です。

成功の秘訣のひとつめは、
「世界で唯一」を作ることです。
角田さんの言葉をお借りします。

世界唯一のカセットテープ専門店という商品力の強さがあれば、多少頑張ってでも行きたくなるのがマニア心。わかりづらい場所を探し当てるのも、宝探し感覚で楽しめますし、自分だけがここを知っているという優越感にも浸れる。

ワルツは、世界で唯一のカセットテープ専門店。

ただここまでは、ビジネス書でも、
「ニッチな分野でNo1になれ!」
と、語られることが多い内容です。
競合がいなくなり、話題になるからです。

ただここからが、特にユニークだと感じたところ。

普通であれば、顧客獲得に必須とされている
SNSを一切やっておらず、通販もなしです。

現代のセオリーに完全に反しています。
コンサルタントが入ってきたら、
「絶対にやったほうがいい!」
と力説されるところでしょう。

非常識なブランディング術

時代の流れに逆行することで、、、

お客様が興味を持ってくれたら、絶対SNSにアップしたくなるんですよ。それがまた口コミとなって、ワルツの名前を広めてくれています。最近では海外のお客様のSNSや雑誌記事を通じて、カセットテープ音源を出している世界中のミュージシャンにも伝わっているみたいです。

普通は●●なのに、●●をやっていない。

前半でご紹介した世界唯一が、
さらに際立つことになります。

結果的に、口コミが広がり、
どんどん話題になるのです。

時代や常識に逆行する。

戦略的に取り入れることを検討してみてください。

たとえば、ぼくのメンターである神田昌典さんも、
もう10年以上前ですが、当時は絶対にあり得なかった
表紙デザインを書籍に取り入れて大ヒットしました。

あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ
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ちなみに、ぼくも、、、
店主である角田さんの術中に見事にハマり、
この記事をシェアしているということになりますね。

ブランディングやコンセプト作りの
いい勉強になりますので、ぜひどうぞ。

Amazon元社員が退職後、たった半年で開業したカセットテープ屋waltzはなぜ世界で人気なのか

ワルツは、すばらしくブランディングが
できているいい例ですが、この記事も、
ブランド作りの参考になると思います。

個人ブランドは、あなたのキャラで決まる。