24時間ラジオ。

学生のノリだ。完璧に学生のノリだ。

幻冬舎の編集者、箕輪厚介さんとお届けしているラジオとYouTubeチャンネルの収録をしているとき、事件は起こった。

 

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「24時間耐久ラジオ収録しよう!」

箕輪さんが言い出した。

「わぁ、おもしろそう!」

じぶんの心のなかにいる子どもの宏臣くんが声をあげた。大人の末吉さんはよそ見をしていたみたいだ。

ということで、勝負あり。じぶんのなかで、やることが決まった。何をやるか、どうやってやるか、その後への影響はどうなのか、そんなことは一切わからない。だけど、いやだからこそ、やる。(きっと)

このときぼくの脳裏には、ある記憶がよみがえっていた。それは、「100キロウォーク」の記憶。新卒時代に入社したコンサルティング会社の先輩が、やっぱり突然に言い出した。「鎌倉から田町まで歩こう」。そういうのに巻き込まれる星のもとに生まれているのかもしれない。

30時間以上、真夏の炎天下のなか、8名くらいのいい大人たちが歩き続ける。1時間だけ、公園で眠る。夜通しひたすらに、ただただ無心で交互に足を動かす。

「なんでこんなことやってるんだろう?」、「これになんの意味があるんだろう?」数え切れないほど、そんな疑問が頭に浮かんでくる。そして、しつこく消えてくれなかった。だから必死に、頭の外に追いやる作業を繰り返した。

100キロ歩き終えたあとにも、その質問の答えは出ていない。出そうと思ったら、ひねり出すのは簡単だろう。達成感、忍耐力、笑いのネタ、いくつも挙げられると思うし、得られたといえば得られた。

しかし、何かを得られたとかそういうことじゃなくて、その体験自体、その丸ごとが宝物だったと思う。

体験が積み重なったものこそが、わたしなのだから。

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ということで、24時間ラジオの詳細が決まり次第、お知らせします。どうにかしてLIVE配信する(と思う)し、いろんなゲストにも出演を交渉する(予定)ので、無謀なチャレンジをおたのしみに。

そんな箕輪さんとのラジオ番組、予習をお忘れなく。
→ https://note.mu/met2017/m/mab5ca76c7664