日常のよろこび。

「30分でエッセイを書き上げるぞ」という決意を胸に、暗い部屋のベットに寝そべりながらパソコンに向かっている。姿勢が悪いのはわかってはいるのだけれど、椅子に座って書く力は残っていない。お昼ご飯も食べられない、まさに分刻みのスケジュールだったからだ。

そんな余裕がない毎日を過ごしていて余裕がないけど、だからこそ、寝る前に一本の映画を観たい。この秋、続編が公開される『ブレードランナー』をどうしても観たい。

ツイッターで大人気、青年失業家の田中泰延さんの映画評論連載のダンケルク編を読んで、本編とまったく関係のない、ブレードランナーについての記述が心に残ったからである。(本編の「ダンケルク【連載】田中泰延のエンタメ新党」もめちゃくちゃおもしろ深イイ内容なのでぜひ読んでみてもらいたい)

映画は活字の本とは違い、短い時間で物語を丸ごとたのしめるところが好きだ。と書いていながら、ああ、早く観たい。どんな映画か、あまり予習せずに先入観なしで体験したいなその世界を。

・忙しくって思い通りにならず、イライラすることも多い近頃だけれど、それらを吹き飛ばしてくれるような嬉しいことがあった。仲間たちが頼もしくなっていることに、気がついたのだ。

DNAパブリッシングのエースブックライター兼編集者の樋口亜沙美さんの記事がnoteのおすすめに選ばれていた! それこそ、DNAのミーティング中に眺めていたときに発見してニンマリ笑顔を隠せず、会議中にみんなに報告。会議室内で拍手が起こった。

文章を書く時に気をつけていること【編集者兼ライターの仕事部屋-2】

そして、ぼくの個人事業のビジネスパートナーであるいさこと船橋功宣さんが、なにがあったのか、急にメキメキと腕をあげてきた。彼曰く、何かを悟ったらしい。もともとが東京芸大を卒業している彼のデザインセンスが生かされ、キラリと光を放ちはじめた。さらには、自分ひとりで仕事を回す安定感が生まれてきて、言葉のごとく頼もしさがにじみ出ている。こちらも嬉しくて、行きつけのとんかつ屋さんでささやかな乾杯。

好きな映画を観れるよろこび。
まわりの仲間が輝くよろこび。

目を向けてみると、いろんな種類のよろこびが身の回りにあるものだ。よろこびを見つけるっていいなぁ。

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1ヶ月以上かかっていた書籍の表紙デザインがやっと決まった。今回は長かった・・・。途中で何度も、「もうこれでいいだろう」と思うこともあったが、最後まで妥協なく完成したのです。

著者ご自身と担当編集者、デザイナーさんのこだわりの結晶。そう考えると、ひとりの力でできることに限りはあるよなぁとつくづく思いますね。

あ、そういえば、こんなよろこびも。「もぉ〜〜〜っ♡」てなる。