「秋のネコ祭り」

東京は雨。ザーザー降りではなく、降ったり止んだり、シトシトと。街を行き交う人の姿を眺めていても、もうすっかり服装は秋仕様。ぼくもジャケットが手放せなくなりそうだ。

朝から取りかかっていた編集作業を一区切りさせて、ほんの少してくてくと徒歩移動。あ、目的到着。

東京は青山にある糸井重里さん、ほぼ日さんが運営する「TOBICHI」さん。ちょうど今日(10/13)から、「秋のネコ祭り」なるものが初日を迎えた。建物に入って、左手の階段をトントンと登っていく、ネコネコネコ。ネコの写真まみれだ。

もうねぇ、最初がこれですよ。これ。(ぼくの目に飛び込んできた最初なんですがね)

「ほんっとぉーーーに・・・、申し訳ありませんでしたぁ!」

と言っているか、

「えっ、地底人?! どこーっ?」

と言っているか、どっちなのか気になる。いつかもし、この子に会ったら、聞いてみようと思う次第。その他にも・・・

夢へと手を伸ばす猫。

ポルターガイストに襲われる猫と神父猫。

・・・・・・・・・・・・・・・。

などなど、愛すべきネコたちが、あなたを待っている。

これからの写真を収めた写真家の沖昌之さんともおしゃべりした。職業柄なのか、ネコ写真家としての沖さんが誕生するきっかけなどを中心に、すごく気さくにたのしくお話を聴かせてもらった。(いつかインタビューさせてもらいたいという気持ちが芽生えた)

存分にネコたちを満喫して、トントンと階段を降って正面にはネコ本をはじめ、いろんなグッズがずらりと並んでいる。いろいろと物色して、以下の二冊とほか何点かを購入。

この浅生鴨さんの小説、ぐいっと引き込まれてしまう。軽い気持ちで一遍だけ読んでみると、早速、いつの間にか、ふと本の世界に入っているじぶんに気づいた。困るなぁ、絶賛『罪と罰』読書中なのになぁ〜。

(ちなみに、その作家の浅生鴨さん、ショップの端っこで、黄色がかった原稿用紙の束に向かって、黙々と万年筆を走らせていた。表情は真剣そのもので、小説家の執筆のリアルな空気感を体感できて、よき瞬間に立ち合えたものだ)

「秋のネコ祭り」は、10/22(日)までやっているようなので、東京近辺の人はぜひネコまみれになりに行ってみてほしいなぁ。この期間、偶然にも東京にいらっしゃる人もぜひ〜。

こういう時間って、生活にぜったいに必要なものではないけれど、だからこそ、なんだかすごく豊かだなぁと思う。

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今日の夜は、奥さんのお父さんと3人でお鍋。みんなで汗をかきかき、お鍋をつっつくつっつく。

そのあとには、お父さんのお仕事であるジュエリーデザインのお話へ。これまた、おもしろい世界なんですよね。このあたりも、おもしろさを聞き出してみたい欲求にかられました。