今朝、寒さで目を覚まし、布団を着込み直してしばらくぼんやり。よし、と体を起こして、スマホを開いた。こんなつぶやきが、真っ先に飛び込んできた。
まだ「バズる」ってことばは生きてるのかな?
バズらないけど、少しずつみんなに信用されてるとか、ちょっとおもしろがられてるとか、なくなったらさみしいぞと思われてるとか、そういうことのほうが大事だって、もう、人びとはわかっちゃったんじゃないかな。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) October 15, 2017
そうそうそうそうそう!
言いようのない「心のよろこび」みたいなものが、胸の奥からこみ上げてくるのを感じた。じぶんのなかで、大切にしていたもの、大切にしたかったもの、だけれどもうまく表現できなかったことを、ことばにしてもらえた嬉しさなのかなぁ、これは。
とにかく、まぁ胸のすく思いだった。
ここしばらく、心につっかえていた感情の小骨みたいなものが取れたような気がする。それこそ、じぶんはうまくコンテンツをバズらせることはできないなぁ的なことに悩んでいたからだ。
ツイッターやフェイスブックのTLを覗いていると、バズっている人や記事がたくさん目につく。(仕事柄、仲間や友人にもそう人も多い。だから、彼らが裏側でなにをやっているのかも知っているのだけれど)やっぱり、羨ましい。
派手にバズる人はいいなぁ。どうせじぶんは地味ですしぃ。と、ひねくれ根性が定期的に顔を出す。で、ぼくもそうなったほうがいいのかな、どうやったらそうなれるんだろうと真剣に思い悩むことが多い。
そんな悩みを、サッサッと払いのけてくれた。
バズらないけど、少しずつみんなに信用されてるとか、ちょっとずつおもしろがられてるとか、なくなったらさみしいぞと思われているとか、そういうことのほうが大事だって、もう、人びとはわかっちゃったんじゃないかな。
「あ、そっちでいいんだ」って、じぶんのなかで納得するきっかけを与えてもらった。すぐに消えてしまいそうな火を、優しく手で囲い守ってもらえたような、ね。
大げさでなく、そっと。
嘘をつかず、正直に。
細くても、長く。
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あ、noteに申請していた継続マガジンの承認がおりたようです。今日の夕方の有料記事からそちらに移行します。継続マガジンメンバー向けに、今度、リアルにお会いできる企画を考えています。またご報告しますね〜。
◉ 「月刊 プロデューサーの眼差し」
→ https://note.mu/sueyoshihiroomi/m/mf64384ada5af
さて、今日のPM6:00にリリース予定の有料記事は、今回のエッセイ的なものの延長線上で、クリエイターや作り手の「信用」やら「信頼」についての一連コンテンツの無期限連載をはじめようと思います。こちらも、おたのしみに〜。