感情の学校『他人のコントロールから抜けるには?』〜第6限目〜

あなたは「ああしなさい、こうしなさい」なんていわれて、ふてくされたり、嫌な気持ちになったことはありませんか?

 

多くの人はそこでパッと反射的に言い返したり、いやいや従ったりして、とにかくやり過ごすことを選んでしまいがちです。では、そんな時は本当はどうしたら良いのでしょうか?

 

人が生きていく上でとっても大事なことなのに、なぜだかあまり学ぶ機会のない
「感情」について、末吉がカウンセラーの細川一滴先生に色々聞いていく大好評企画。

 

『 感情の学校 』6限目、はじまります!

末吉:

みなさんこんにちは。ナビゲーターの末吉宏臣です。そして感情の学校の先生

 

一滴:

細川一滴です。よろしくお願いします。

 

末吉:

ということで今回の授業は質問という形でまたお話をしていけたらと思います。

では、早速読んでいきたいと思います。

「あれをしろこれをしろ、ガミガミいう両親に何か自分をコントロールされている気がします。正直うざい、このような両親とどのように付き合って行けばいですか?」

という感じなんですけど、これはどう思われますか?

 

一滴:

これはありがちですけど、これは子供のセルフイメージを下げてしまいますよね。どうあっても自分がこのままではいけないんだ、と思って凹まされますよね。

 

末吉:

ダメだって感じですよね

 

一滴:

それを取り戻していかないと行けないですよね

末吉:

自信とか?

 

一滴:

自信とか。なので、本当は親とバトルできれば健全なんですけど。

 

末吉:

言っていくってこと?

 

 

一滴:

ええ、ただそれは親はね基本的に変わらないので。変えようと思っても変わらないので、1番タフな道ですね。

 

末吉:

でも1番取ろうとする道ですよね。どうしても、「変えよう」みたいなのって出てしまいますよね。

 

一滴:

ガミガミ言ってる中にも「実は愛情があったんだ」っていうのが見出せると本質的にはいいですよね。

 

末吉:

イヤーわかる、どうやったらそれって感じれるようになれるんですかね?

一滴:

試行錯誤やっていただくしかないんですね。やっぱり。自分の感じをちゃんとフィードバックする、気に入らなかったとか、これは厳しい、とか、こう思っている、ということを言わないとダメですよね。1回とは言わず何度でも。

 

末吉:

いい始めてみる、ということですか。言ったことがなければ。

一滴:

だいぶ厳しいと思いますけどね。でも向こうは納得しませんから、相手が理解されない前提でやるんですよ。じゃあ、なんのためにやるかっていうのが大事で、それは「本当の自分を大事にする」という、自分のためのワークとしてやるんですよ。

 

末吉:

なるほどね、相手がどうこうとかじゃなくて!

 

 

一滴:

自分の誇りのためにやる。

末吉:

かっこいいわ、それ視点全然違いますね。

 

一滴:

普通は、反論したり怒ったり、っていうのは「自分が潰されてたから」っていうところからくる不愉快な感情が発酵することによって出てくるわけですけど、「自分のためにやる」となるとちょっとずつエネルギーが戻ってくるんですよ。

 

末吉:

確かに。相手がどうこうそれ関係ないですよね。ちゃんと言えたっていうこととか。

 

一滴:

コントロールされてると自分が本当は豊かな心を持っていても、だんだんへこんでくるわけですよ、そのへこみを膨らみ直すっていう感じですよね。

 

末吉:

それはもう本当に相手がどうこうって関係なくなって来て、っていう感じがしました。

 

一滴:

親とくっついちゃっているのを少しずつ離していく、境界線を引いていくっていうのは大人へのステップというか、大事なポイントですね。

 

末吉:

それはそうかもしれないですね。あと、本当に聞いていて、これ両親だけじゃなくて会社の上司とかにも当てはまるだろうなと思ったし、いろんな兄弟にも、もちろんいるかもしれないし、いろんなところでこうなっちゃってる人間関係って沢山あると思いますし。

 

一滴:

自分を膨らまし直す、っていうのが大事ですね。

 

末吉:

相手がどうこうは後の結果かもしれなくて。

 

一滴:

そうなんです。膨らまし直すと「ここの関係が切れちゃうかもしれない」という怖さがあるんです。例えば会社の上司との話だったら、膨らまし直したら会社にいられなくなるとか。

 

末吉:

いらないって言われる恐怖もありますよね。

 

一滴:

現実的な距離としてあるかもしれないですよね。でも、それはもう「あなたはどっちを取りますか」っていう話になりますよね。

末吉:

そっか、そこはもう最後は自分の選択。

 

一滴:

自分の魂がずっと凹まされたところに「そもそも居ていいのか」ってことになって来ますよね。膨らまし直すと、その過程で、別のところでふと繋がったりとか、相手は相手で幸せだったんだとか、そんなに意地悪で言ってたんじゃなかったんだ、とか、いろんな気づきがやドラマがまたあると思います。

 

末吉:

いいですねドラマ。プライドのために動き始めたら、結果いろんなドラマが起こる、と。もちろん大変なこともあるかもしれないですけど、もしかしたら、すごい嬉しいことが待ってるかもしれないですよね。

 

一滴:

まず自分を大事にするっていうのを、今一度思い出して欲しいと思います。

 

末吉:

ぜひ十分に感じがことがあれば感じていただいて、選択していただけたらと思います。ということで、また次回も楽しみにしていてください。ありがとうございました。