今日は珍しく、なかなか、
エッセイの書き始めが決まらない。
書きたいことはあるのだが、
どうしても最初の一歩目が決まらない。
そうして、思った。
「だったら、いっそのこと、
そのことを、そのまま書けばいい」
無理して、繕おうとしなくてもいい。
理解していることから書けばいい。
最初に考えていたこととは違うけど、
いまの状態からスタートすればいい、
そんなことについて書こうと思った。
村上春樹さんの上達術とは?
「とりあえず、今書けることだけを書こう」という姿勢が大事です。実際に、今書けることしか書けないんですから。そうやっているうちに、だんだんいろんなことが書けるようになってきます。(今書けることだけを書こう – 村上さんのところ)
書けることだけを書こう。
これって、他のことにも当てはまる気がする。
できることだけをやろう。
できないことをあれやこれや
思い悩んで、手足が動かないなら、
とりあえずでもいいから、
いまできることからスタートしよう。
動いてみたら、次の一歩が見える。
動かなかったら、頭のなかの
幻想のなかで暮らすことになってしまう。
シミュレーション能力ばっかりが、
無駄に発達してしまう結果になる。
下手な歴史が未来をつくる。
「正解」と「最高」を求める姿勢をやめる。
それができなくても、ほんの少しゆるめる
だけでも、劇的に動きやすくなると思う。
そうやって動いているあいだに、
いつの間にかいい運動になっていて、
できることが多くなっていることに気づく。
振り返ってみると、下手くそだけど、
とにかくやってみた歴史の連続だった。
いまだって、上手だと思えないけど、
前よりもできることは確実に増えた。
そしてまた今日も、
書けることから書く。
できることからやる。
きっと、未来のなにかにつながると信じて。
今日もブログに来てくださって、
ありがとうございました。