神さまのいたずら。

今日ぼくは、神さまと出会った。

とある出版社の編集者さんとランチ。ちゃんとした格好をと思い、暑さに負けないように注意しながら上着を羽織って行った。地下にあるすき焼き屋さんでジューシーな生姜焼き御膳をいただきながらお話を進めていると、どうしてもある違和感が拭えない。

ヤバい・・・

目の前のこの人・・・

ぼくがお誘いした人と・・・

別人だ。

ぼくがお誘いした(つもりの)方は経営者兼編集者。目の前の方は会社勤めの編集者。住んでいる場所も(記憶と)違う。小さな違和感は、段々段々と大きくなる一方。ある時点で観念した。

「たぶん、勘違いしてメッセージしていたようです…。すみません…」

そう、完璧な人違いだったのだ。戸惑いが表情に出ないように堪えてはいたが、もうれつに恥ずかしかった。申し訳なかった。だって、目の前でお会いしている方、面識がないのはもちろん、情報さえ一切知らなかったのだから。

この不思議な勘違いの原因は、おふたりの苗字が一緒で同じ性別、同じ編集者であったということ。最後の決め手は、ぼくのテキトウさだろう。

ふつうに考えたら、ただ気まずいだけでしかないこの状況。しかし、それぞれに開き直って楽しみながら話しているうちに、この不思議な出会いの意味が見えてきたのだ。

雲の隙間から、とっても素敵な未来の姿がチラリと垣間見えた感じ。

神さまは粋な計らいをするもんだなぁ。

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じぶんの素敵な未来が見えたときというのは、芋づる式に「あんなことしたい」、「こんなことしたい」という本音が喉の奥から飛び出してくるものです。その編集者の方と手がけられるかもしれない大きな動きはもちろん、また別のおもしろいプロジェクトの種まきも完了。どんな花が咲くか、楽しみです。

あと、これについても一度しっかり記事を書きたい。

『出版社によるブックライター養成講座』
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今日も紙の本の編集者の人とお話していて思いましたが、いい本を書けるブックライターの存在はとても貴重です。そのたった一人の存在で、著者の深い部分が引き出し表現され、編集者のストレスは激減し、最終的には読者が喜ぶ。そんな大切な存在であるブックライターについて、思うところを明日には記事をしたためることにします。

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