書くことが、決まらない。
「梅雨か?!」とツッコみたくなるような雨が止んだと思ったら、うってかわっていい天気。朝から「ここしかない!」とばかりに、はりきって洗濯物を干した。日中は電子書籍の取材や編集作業を進める。そうこうしているうちに、いつの間にか日が落ちて、ご飯の時間だ。
奥さんの手料理が食卓に並ぶ。なんとも健康的。それにしても、このスープがおいしい。見栄えもうつくしい。
聞いてみると、味つけにはなんと、お塩しか使っていないとのこと! 料理のことがわからないぼくからしたら、なぜにこんな旨味が出るのか摩訶不思議である。なにやら、野菜そのままの素材の味がしみ出しているようだ。ほんとうに体にやさしそうな味がする。
お茶を沸かし一息いれて、さて、執筆のお時間である。書きたいと思っているネタは、いくつか頭に浮かんでいる。何冊かの本までパソコンのまわりに持ってきて、「あーでもない、こーでもない」とお餅のように考えをこねこね。パッと時計に目をやると、2時間は経過している。ちょっと余裕をこき過ぎてしまったようだ。
「よし、じゃあ!」とエッセイにまとめようとしても、なんかしっくりこない。どうしても無理やり感が否めないんだよなぁ。そうこうしているうちに、ふと思った。
ことばになりそうな声を、心のなかに溜めて、思いや考えを熟成させるタイミングなんじゃないのかな。
うちの実家では、カレーを一晩で食べ切れそうなときも、あえて残して熟成させるという暗黙の了解があった。あえて、溜める。まぁ、そんな感じだろうか。
ということで、焦らず、おいしいカレーをつくることにします。
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あ、そういえば、昨日のエッセイで、ぼくのせこさを暴露した継続マガジン問題ですが、無事に正式リリースとなりました〜。(なんと、note運営事務局の方とのやり取りのなかで、とある面白いことができそうで嬉しいです)
◉ 継続マガジン『プロデューサーの眼差し』
→ https://note.mu/sueyoshihiroomi/m/mf64384ada5af
ということで、これまでの有料マガジンは10月いっぱいで受付を終了し、今後は継続マガジン『プロデューサーの眼差し』に移行していきます。これまでのメンバーの方はお手数ですが、再度手続きをよろしくお願いします。