経営学の巨人である
ピータ・F・ドラッカー氏曰く
「ナポレオン・ボナパルト、アマデウス・モーツァルト、
レオナルド・ダ・ヴィンチのような偉人は、
自己をマネジメントしたからこそ、偉業を成し遂げた。
もちろん彼らは例外であって、才能にせよ、
業績にせよ、常人の域をはるかに超えた。
ところがこれからは、普通の人たちも、
自己をマネジメントできなければならない。」
自己のマネジメントとは、
自身のスキルや才能を上達させ、
発揮することです。
そうすることで・・・、
ドラッカーが挙げた偉人のような
偉業は達成できないにしても、
自分が成し遂げうる最高の偉業を
成し遂げることができるようになります。
それは、毎日いきいきと働き、
深い充実感を味わう人生を送るということです。
同時に、たくさんの人たちに、
人生の質の向上に貢献する生き方です。
ぜひ、あなたのスキル(才能)を上達させ、
思う存分、発揮してください。
そこで今回は、前回からお届けしている
スキルを上達させる5つのステップの
4つ目、5つ目をお伝えします。
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ステップ4:「意識」して練習する
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会社に勤務していても、どんどん結果を出して、
昇進していく人とそうでない人がいます。
フリーで働いていても、年々、
年収を上げ続けていく人とそうでない人がいます。
その違いは、
「積み上げ」ができているかどうか
という点にあります。
5年経っても、同じ役職、同じ収入の人が、
同じ1年を5回「繰り返しただけ」なのです。
逆に、常に上達し、付き合う人のレベルを変えたり、
収入を上げ続けていく人は・・・
1年を「意識的に」5回、積み上げています。
ほとんどの人たちが、
何かをある程度できるようになると、
無意識で(惰性で)こなすようになります。
それはある意味、上達したからこそ、
無意識的にできるようになったのですが、
そこが落とし穴。
自動運転モードに入ってしまうと、
積み上げるというより、
ただ繰り返すだけになり、
上達がピタリと止まってしまうのです。
ステップ1から5を
常に意識しながら取り組んでください。
これを実践するだけで、
1年経った頃には、ライバルよりも
2倍3倍も遠くまで進んでいることに
ビックリすることになるでしょう。
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ステップ5:自分を褒める
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私の友人で、海外のプロスポーツクラブの
専属トレーナーとして活躍されている方が
ある興味深いことを教えてくれました。
一流のトレーナー(コーチ)とそうでない人の
違いがいくつかわかってきたそうなのですが、
そのひとつの違いは・・・、
「できたところ」
「上手くなったところ」
をしっかりと褒めるという点。
素晴らしいプレーヤーを育てるコーチは、
褒めるべきは、徹底的に褒めるそうです。
そうすることで、選手は、
自分でどんどん動き始めます。
「もっと数をこなそう」
「こう工夫してみよう」
と、次の上達への意欲が
湧き上がってくるようになるのです。
自分で自分のことを褒める。
日本人は、苦手な傾向があるようですが、
こちらも、「意識して」褒めるようにしてください。