大ベストセラー編集者の秘密。

『火花』

と書かれて、なんのことかわかるだろうか?

ちなみにぼくは、比較的長いあいだ、
『花火』だと間違って覚えていた。

そう、芥川賞受賞作品にして、
300万部突破の大ベストセラーである
漫才師の又吉直樹さんの小説だ。

一応告白しておくと、
じつは『火花』を読んだことがない。
本が好きなのに、である。

そんな個人的な事情はいいとして、
今日はその書籍編集者である
浅井茉莉子さんのトークイベントへ。

『火花』誕生秘話の一部始終や、
芥川賞受賞が発表される瞬間の話など、
ここには書けないけど、おもしろい話が満載。

ジャーナリストの佐々木俊尚さんの
「LIFE MAKERS」というコミュニティの企画だ。
佐々木さんのインタビュー術は極上で、
痒いところに手がとどく質問が連発である。

写真からも伝わるかもしれないが、
柔らかっくて可愛らしい方だった。
よい意味で、敏腕編集者という雰囲気ではない。
すごく自然体で素敵な人なのだ。

こうやって原稿にまとめようと
メモを見直して驚いたことがある。

佐々木さんのことばしかないじゃないか。。

彼女は感覚というか、エネルギーというか、
そういうものでやりとりをしている気がした。

言語化できることが、いいこととは限らない。

的確にことばしなくても、
伝えたいものが伝わればいいのだ。

なにもそれは、ことばである必要はない。

そんなことを感じる対話だった。

今日もブログに来てくださり、
ありがとうございました。

でも思い返してみると、
「伝わる」のって、ことば以外だった、
そんな経験って思いの外あるよなぁ。