もっと手前のことを。

「もっと手前のことをやろうよ」そう思うことがある。早々と、二歩三歩先のことを前もって望む人がいる。もしくはそこばかりに目がいってしまうというかね。

そう思うようになったルーツは、ぼくが会社員だった頃にさかのぼる。A先輩とB先輩がいた。

A先輩は、いつもいつも目標売上数字のことばかり見ていた。語っていた。最初バーンと大きな結果を出したのち、売上にも日々のテンションにもアップダウンが激しかった。

B先輩は、いつもいつも目の前のお客さんやできることばかりを見ていた。語っていた。しばらくの間、売上づくりに苦戦していたが、ある一定期間を過ぎると安定して淡々と結果を出すようになった。

ぼくの目には、B先輩は地力をつけているように思えた。どんどんできることが増えていき、よく小さな工夫をこらしていた。そしてなにより、その日その日をたのしそうに過ごしていた。

ぼくは何も、最終的な目標数字を見なくていいと言いたいわけではない。イメージとしては、「カーナビに目的地をピッと入れる」感じでくらいでいいんじゃないかと思う。

あとは、目の前にあらわれる景色を楽しんだり、助手席の人との会話を楽しんで運転しよう、と。もし目的地セットしたあと、ゴールのことばかりを考えたりしていたら、余計に危ないだけだったりして。

このnoteのエッセイだって、いつもいつもPV数や売上のことばっかりを見ていたら、書き続けることはできないんじゃないかと思う。もしくは、じぶんらしさを見失った「その人がそこにいない」からっぽのブログになったり…。

だから、目的地をカーナビに入れて、目の前のドライブを楽しむように、毎日を過ごそうと思う。

——————————————————————
今日はマジで危なかった。前日の夜までに書き上げる原稿を書かぬままに、ベットの誘惑に負けてしまったからです。早朝6時前に目を覚まし、意思の力なのかなんなのか、体をフラフラと机まで運んで書きはじめ、出発までに書き終えることができました。ふぅ。

なぜこうなったかというと、この記事も併せて書いていたからなのです・・・

◉ DNAパブリッシングブログ:https://note.mu/dnapublishing/n/n9021ab94e1a0?creator_urlname=dnapublishing