あなたは今、パートナーシップをもっていますか?
それはお互いが「心から繋がれる」ようなパートナーシップでしょうか?
もし、今のあなたにそんな「パートナーシップ」を持っていないのだとしたら、それはなぜなのでしょうか?そもそも本当に望んでいるのでしょうか?
人が生きていく上でとっても大事なことなのに、なぜだかあまり学ぶ機会のない
「感情」について、末吉がカウンセラーの細川一滴先生に色々聞いていく大好評企画。
『 感情の学校 』4限目、はじまります!
末吉:
皆さんこんにちは。
一滴:
こんにちは。
末吉:
ナビゲーターの末吉宏臣です。そして感情の学校の先生。
一滴:
細川一滴です。よろしくお願いします。
末吉:
よろしくお願いします。ということで今回も授業を始めていきたいと思いますが。僕も前回もお話しましたけど、本当に一滴さんに聞きたいことを、色々考えてて。
いろんな視点で見てるんですけど、やっぱり人生というか、生きていく時にパートナーシップ・・・つまり恋愛とか、夫婦関係みたいなところで。
いろんな意見があると思うものの、「外せない要素かな」という風に思うんですけど。そういう分野で一滴さんによくくる相談とかそういうのって何かありますか?
一滴:
よくくる相談・・パートナーシップ・・・探している人はいますよね。
末吉:
めちゃめちゃ多いですよね。
一滴:
「なんで結婚できないのか」みたいのとかね。
末吉:
なるほどね。あとはあれかな、好きな人になぜ出会えないのか。「本当に好きだなって思える人に出会えない」みたいなのも僕の周りでも何人か聞いたりするんですけど。このへんのメカニズムっていうか、どういう感じなんでしょうね。
一滴:
僕が今二つぐらい思ったことはですね。
一つは好きな人に出会うっていうときに何かブロックがあるんでしょうね。そんなことがあったらまずいみたいな。「ありえないよ、そんなの」みたいな。それが起きたらまずい何かがあるんじゃないかというのが一つあると思います。
末吉:
僕の経験にかなり重なるんで。
一滴:
もう一つはその「好きな人っていうのを実は知らない」っていうのがあると思うんですね。
末吉:
ちょっと待って。好きな人を知らないってどういうことかな?
一滴:
要するに経験値が少ないってことなんですよね。いろんな人と付き合う中で「これが足りなかった」とか「これ違うじゃん」っていうのが・・
末吉:
分かってくる。
一滴:
そうそう。自分のタイプを自分が知らないっていう。自分の好きなタイプを自分がまだ知れてないっていうのはあると思います。
末吉:
なるほどね。例えば最初の方、ブロックっていうことに関しては、これはどういうことなんでしょうね?僕も結構感じることがあるんですけど。
一滴:
僕ブロックないほうなので。想像の話なんですけど、来たらまずいんでしょうね、そういうの。
末吉:
恋愛っていうか好きな人が現れたら・・
一滴:
両親のうちのお父さんに怒られたのかもしれないし、お母さんが嫌な顔するかもしれないっていうのは結構ありがちなブロックのひとつではあります。あと自分のセルフイメージが低すぎて「素敵な人が現れたら怖い」とかね。「自分にはふさわしくない」っていう、こういう変な遠慮みたいなものがあったりとか。そういうブロックがあると思います。
末吉:
そうですよね。なぜか僕が告白するみたいな感じになりますけど、僕めっちゃブロックあるんです。というか、あった。
今はもう大分なくなったけどあって、僕の場合は両親なんですよね。
一滴:
両方?
末吉:
どっちなんだろうね?そこまで細かく・・でもやっぱ母親なんじゃないかな、男性だから。なんだかんだで男性ってマザコン的要素ってあるなっていう感じがしていて。いつまでも母親の子供でいないといけないとか。永遠にその人のもので。自分もありたいっていうのが奥底にはあるし。なんとなくあるんじゃないかなって思ったりして。僕も母親に何か申し訳ないみたいなのが多分あったのかなっていう気がしましたね。
一滴:
なるほどね。そういう人いますよね、普通に。ありがちだと思います。
末吉:
これ調べてからだったらよかったんですけど、パッと思いついたのでお話しますと、ちょっと前のドラマで超過保護の女性の・・お母さんに乗っ取られてるというか、お母さんの操り人形みたいなものだったりとかお母さんの所有物みたいに育った女性の確かドラマか何かがあって。そういう人達の恋愛ってこじれたりしますよね。
一滴:
そうですね。こじれると思います。それは母娘なんだ。
末吉:
それは母娘だったと思います。
一滴:
なりますなります。
末吉:
やっぱそうなんですか?
一滴:
なりますね。コントロールの厳しいお母さんと娘っていうのも本当にありがちで。そうすると娘は自由に生きられないんですよね。
末吉:
だから多分無意識に「パートナーはもっちゃいけない」とか。もしくはお母さんが望むパートナーを選ばないといけない。
一滴:
そうなんですよね。本当に自分の声って小さくてね。そういった外界の風雨にさらされて。すぐひっこんじゃったりするっていうのは感じるところですね。
末吉:
やっぱりそういう人いますか?クライアントさんでも。
一滴:
いますね。
末吉:
その時って一滴さんはどうしてあげるっていうか、どう接してあげるんですか?
一滴:
毎回この話をしてるってことになっちゃうんですけど、その時に抑圧された自分が猿轡されて牢獄に入れられてるわけですよ。
末吉:
すごい表現だな。
一滴:
「それを助けに行かなきゃダメなんだよ」ってことを言います。自分でしか助けられないんです。
末吉:
やっぱり小さいときの自分?
一滴:
そうです。自分で行かないといけないんですけど、これまた自分でやるっていうのは難しいので、それをガイドしてるのが現状なんですけどね。
末吉:
この動画がそういう場になってくれたらいいですよね。
一滴:
そうですね。
末吉:
丁寧に細かく、その人の個人個人をガイドはできないけど一滴さんの言葉・・
一滴:
日々で何かが見えて、その人が自分の原点みたいなものを見つけてきっかけになったら嬉しいですね。
末吉:
すごく嬉しいですよね。一滴さんの・・なんて言ったけ?今。「さるぐつわ」をされて・・・笑
一滴:
牢獄に押入れに入れられて。
しかも、それが怖い話になっちゃうけど一人じゃないんです。いっぱいいるはずなんです。いっぱい押入れに詰まってるんです。
末吉:
どういうこと?
一滴:
ある瞬間は、この子が怒られて、ある瞬間はこの子・・
末吉:
この子っていうのは同じ人?例えば僕なら。
一滴:
同じ末吉:なんだけど、これをやったときに怒られた、これをやったときにしばかれた、もしくはこれをやったときに褒められてそれ以外のことができなくなったとか。
末吉:
褒められたことまでなっちゃうから面倒臭いよね。
一滴:
これが普通の人はきれいに押入れにしまわれて、いなかったことになってるんです。でも、繊細な人だと、うめき声みたいなものが聞こえてくるはずなんですよ、ある時から。「うおー、助けてくれー」とか。
末吉:
若干涙が出そうになってきましたけど。まだいるんですかね?
一滴:
まだいるんでしょうね。これはゼロにはならないと思うんです。「その子と一緒に生きていく」っていうことが実は自分らしく生きるためのコツなんですよね。
末吉:
その子と一緒に生きていく、か。いなくならない?
一滴:
いなくならない。しかも最初は重いはずなんです。だけど、ちゃんと見てあげると、いるんだけど悪さをしないっていうか。一緒に行こうねっていう応援団の一人になります。自分ですからね。自分のエネルギーが増すみたいな。そういうパワフルな存在になる。
末吉:
いいねそれ。ポジティブな人にはそれは響くよね。
一滴:
すごいギフトなんですよ、それは。
末吉:
なるほどね。応援団の一人になる。それなんかすごくちょっと心が温かくなる気がしますね。
一滴:
そうですね。
末吉:
とういうことで、今回怖い話もちょっとありましたけど、それが何か見て下さったり、読んでくださってる人の心の声が響けばいいですよね。
一滴:
響けばいいですね。そしたらすごく嬉しいです。
末吉:
一見嫌な感じがするかもしれないけど、それが実はギフトに繋がっていくってことですよね。ということで、こんな形でこれからもお届けしたいと思いますが、今回はこれで授業を終わりたいと思います。
では、ありがとうございました。
一滴:
ありがとうございました。