朝から九州在住の著者さんとオンライン会議システムで中継して、新しい書籍づくりの打ち合わせ。終わるや否や、必要な資料や機材をカバンに押し込み、インターネットラジオの収録のためにスタジオへ移動。こういう忙しいときには、なにを食べるかに頭を使うのがおっくうになってしまう。
そんなときに活躍するのが、行きつけのお店だ。目黒駅から徒歩2分ほどのちょっと古びたビルの階段をトントントントンと降ると、そこには2名ほどの待ち人あり。『かつ壱』のとんかつを食べるために並んでいるお客さんだ。
5分と並ぶことなく、割合スムーズに入店。ウエイターのお姉さんが運んできてくれた今日の一品は、これ。
なんともルーの注ぎ方が雑なのはご愛嬌。ヒレカツに軽〜くソースをかけて、カレーと一緒に口に運ぶと、まぁうまい。サラサラのルーにはしっかりとした辛みがあって、スプーンを動かす手が止まらない。
辛さで舌を痺れさせながら、ぼくは思った。「『かつ壱』さんには、ずいぶん足繁く通っているなぁ」と。そんなカツカレーを食べる前だったから後だったかに、古賀史健さんのブログ記事『月刊、週刊、ほぼ日刊』を読んだ。
古賀さんのブログは、「行きつけの店」ならぬ「行きつけのブログ」だ。そこには、古賀さんが綴った記事という名の料理がほぼ毎日なにかしら出されている。メニュー(記事)のバラエティーも豊富で美味しくて、お店・・・いや、ブログにほぼ毎日通っている。(お店設定を貫いてたとえるならば、もう上顧客を通り越して、もう身内と区分されるかもしれない)
毎日書く人がもっと増えたら、いろいろおもしろいんだけどなあ、と思う。それは決して大変なことじゃないのだし、ペースを落としたところで「いいもの」ができるわけではないのだから。
古賀さんのことばをお借りしたが、ぼくも(特に最近)そう思っていた。
毎日書かれているブログは単なるネット上の「イチ記事」を超えて、「ひとつの場所」になると考えていて、そんないろんな色合いの「場所」が増えたら、どんなふうになっていくんだろうと楽しみにしている。
と、いろんな可能性に妄想を膨らませながら、今日もまた、粛々と淡々と着々と一品の記事という名の料理をつくってみたのだが、どんな味だっただろうか?
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ほぼ日刊の元祖的な存在でもある糸井さんの『今日のダーリン』には、もちろん、ものすごい頻度でそれも長い間、通い続けています。
今日のインターネットラジオの収録は、異色の心理セラピスト棚田克彦さんでした。大阪大学大学院で量子物性物理学を学び、University of Rochesterへ留学しMBA(ファイナンス専攻)を取得。その後、関西電力株式会社、JPモルガン証券会社などを経て、心理セラピストへと転身。この経歴、只者ではありませんよね? そんな棚田さんのインターネットラジオ、ご興味のある回を試聴してみてください。
『運命を科学する! 理論的スピリチュアルLab』
(ご視聴は上記の番組名をクリックして、Podcastにてどうぞ)