調子には波があるよね。

やっぱり体は疲れていたようで。2泊3日の湯河原合宿を終えて、荷を解いて眠りについたと思ったら昼前だった。昼前だと思ったら、昼過ぎていた。やっと目を覚まして、パソコンを立ち上げて仕事をはじめる。諸々の確認作業や電子書籍の打ち合わせを一件終えて玄関を出た。

出たはいいものの、なんだか体が気だるい。微妙に鼻もぐずついている。最寄りの目黒駅までの道のりが、いつもよりちょっと遠くに感じる。ボーッとした頭で歩いているとき、頭に浮かんできたのがこやつだった。

もう少し正確に表現すると、こちらなのだが。

「あー、そうそうそう!」と理解いただけるか、「???」と意味がわからないか、反応は真っ二つに分かれそうだ。このアイコンは、ぼくが小学生の頃から人気で、いまなお人気を博し続けているゲーム『実況パワフルプロ野球』の調子マークである。

プロ野球選手の調子をかわいいアイコンで表現したもので、上記の紫色の顔は「絶不調」、青色の顔は「不調」を表している。ちなみに、他には「普通」を表すこちら。

さらには、好調を表す赤い笑顔マークと絶好調を表すピンク大笑いマークの5種類が存在する。(ちなみに、怪我マークもあるにはあるが今回は省略)

まとめるとこうなる。

ぼくが『実況パワフルプロ野球』を頻繁にプレーしていた小学生、中学生当時には「調子」なんてことは気にもしていなかった。(若かったからなのか、ぼくがノー天気だったからなのかは不明だけれどもね)

しかし、久しぶりにこの調子アイコンのことを思い出してみると、なかなか的を射たシステムだと思う。同じ能力やら技術であっても、調子によってアウトプットの量や質は大きく異なるものだからだ。じぶんが仕事をするようになってしみじみと感じる。

そして、この調子は人為で変えることはできない。(体を動かす、瞑想をするなど調整するための手段はもちろんあると思うが)基本的には、やっぱりどうしても、人には調子の波がある。いいときもあれば、よくないときだってある。まさしく波は、押し寄せては引く。引いては、また押し寄せる。満ち引きだってある。

こんな調子のときは、ペースダウンして、いつもよりちょっとじぶんにやさしく接してあげたいものだ。「こんなんじゃダメだァー!」と調子の悪いじぶんにダメ出ししたり、ムチ打ってじぶんを動かそうとしたりしないでね。