無為であること。

いったん眠ろうとして電気を消して、どうしてもこの記事を書きたくなってゴソゴソと布団を抜け出してパソコンのスイッチを押した。ウッ、、目が痛い。そこまでするほどに衝動をかき立てたのは、あるふたりがnoteをはじめたというお話だ。

一人はDNAパブリッシングのエースブックライターで編集者の樋口亜沙美さん。

さすがブックライターと思わされる、読みやすくてわかりやすい文章。だけど、この文章の魅力はそんなところにあるのではない。その圧倒的な熱量にあるのと思うのだ。でもその熱には、まだオドオドとした不器用さも残っている。でもまた、それがいいのだぁ〜。だって、そのくらいの感覚のほうが、書き続けていくには功を奏することが多いから。

さてもう一人は、堀江貴文さんの電子書籍『なぜ堀江貴文の本はすべてがベストセラーになるのか?』の表紙デザインを手がけてくださったデザイナーの中川洋一郎さん。

一発目のデザインがあがってきた瞬間、自動車教習所の入り口で「おぉっ」と喜びの声が漏れたのをいまでも覚えている。そんな彼も、ぼくのFacebook投稿に「note再開してみようかなぁ」と書き込み、数時間後には記事がアップされていた。

デザインのスタイリッシュさとは、また一味違うおもしろい側面を隠し持っていそうなので、どんな表現がなされていくのかたのしみにしている。

と、本来はここまで書いて終わりにしようと思っていた。ら・・・

風邪をひいてちょっと凹み気味な青年のもとに、神さまがプレゼントを運んできてくれたようだ。これまたnoteにこんなエッセイを発見した。

ほぼ毎日書く仲間であり、大好きな書き手さんでもある浜田綾さんの「大好きな3人の話」のひとりに選ばれていたのだ。(尊敬し、大好きな林伸次さん古賀史健さんと並んでというのだから、喜びもひとしおである)

この3名のnoteが更新されたら毎日いの一番に読んでいます。仕事そっちのけで!3人共独自の文体が確立されている。そして割とみなさん主張しているんですよ。これが嫌だとか、これが大好きだとか。だけどそれが強すぎず弱すぎずでちょうど良い塩梅で伝わるのは、まさに文章力ですよね。

(これしきのこと当然でしょと、クールにキメようと思わなくもないのだけど、やや、嬉しいでございますね。はい。)

これら全部、狙ってやったことは一つもない。ただその時々で、その日の出来事を観察してみたり、感情を追っかけ回してみたり、無邪気でポンコツなじぶんを自由にさせてあげたりしながら書き続けてきただけだ。

そしてまた、今日も明日も明後日も、同じことを繰り返していく。よ。きっと。

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DNAパブリッシングから刊行予定の2冊の本が、リリースに向けて最後の調整中です。そのなかのおひとり、棚田克彦さんの最新刊の目次がすごい。

第1章 ビジネスは母親の仮面を付けてあなたの前に出現する

第2章 「ギブアンドテイクの法則」
~ビジネスの健全な成長と存続を約束する心の収支バランス~

第3章 「ランクの法則」
~組織に秩序と安定をもたらす序列のルール~

第4章 「所属の法則」
~失われた家族の魂を今に呼び戻す力~

第5章 「ダブルシフト」
~世代を超えてあなたを突き動かす魂の記憶~

終章 「私の心の中にあなたの居場所はあります」

終わりに “More is different”

大阪大学を卒業後、同大学大学院で修士号(量子物性物理学)、University of Rochester でMBA(ファイナンス専攻)を取得後、関西電力株式会社、JPモルガン証券会社などを経て、心理セラピストとなった経歴を背景とした本書の内容には目から鱗が何枚も落ちました。気になる方はお楽しみに。